医師の考え方
一般的には、五十肩は手術の必要な病気ではない=
外科では、たいした処置もない
治療
注射・投薬(痛み止め)・湿布・電気
注射について
五十肩の中で、激痛を伴う、最も痛みの強い石灰沈着型肩関節周囲炎の場合に
炎症を治めるために、痛み止めの注射を行う。
注射の頻度は、原則週に一度のペースが多いようです。。
医師の診断により行われるが
●夜間痛(就寝時の激痛)で何度も目が覚める
●安静時にも自発痛(ジットしても脈打つようにズキンズキン痛い)が強い
大げさに言うと、ジットしていてもスゴク痛い。
(注)間違われやすい、頚椎症・頚肩腕症候群などの
イタミも、腕・肩に感じるが名前の通り、原因は頚部(首)なので
いくら、痛みを感じる肩の処置をしても効果が出ない。
投薬について
一番多いのは、投薬治療ですね。
痛み止めの薬・筋肉の緊張を緩和させる薬・胃の粘膜を守る胃薬
安静にしている時の、激しい痛みはないが 不意に動かすと激痛
傷む側の肩を下にして寝る事が、肩の痛みの為に出来ない。
痛み止めの効果
自覚症状の軽減がないと、周囲の人間(五十肩経験者から)
痛み止めイツまでも飲んでいると、よくないらしいよ。
ダメヨ〜飲み続けちゃ〜〜〜
などの、素人判断での横やりが入り、自己判断で止める人も
また、医師・薬剤師以外の者(整体・カイロ・はり・マッサージ)が、
薬止めなさい・飲みなさいというのは
キケンですし、違法です。(第一薬の知識が無いはず)
私も、医師に「はり・整体は」ダメ!!
なんて言われたら、勉強もしてないのに いい加減な事言わないでください
何の根拠があって?と思います。
はり・整体がダメなのではなく、ダメな治療師も多いということです。
医師も同じ事です。
医師と、その他の国家資格保持(はり師)は、得意分野が異なり
情報交換を行い、適切な治療を行う事が患者さんに有益だと考え
医師との併用を積極的に進めています。
(注)開業権のある国家資格であるのは
柔道整復師・はり師・きゅう師・あんま・マッサージ・指圧師です。
3年間の養成校での勉強後、国家試験を受け合格したものだけが行えます。
国家資格でないものは
整体・カイロプラクティック・リフレクソロジーなど その他の●●療法
国家資格を取るということは
厳しいガイドラインに沿った勉強を行い
腰痛・五十肩の仕組み・原因などを理解していると言う事です。
医師や薬剤師・看護士さんとキチント話が出来るだけの知識を有します。
湿布
この辺からは、効果が怪しくなります。
湿布は薬局でも売っていますし、処方箋なくても買えますよね。
でも、日ごろ健康保険料納めているのですから、病院でもらった方が安いですよ。
湿布は温かいほうがいいの?冷たい方がいいの?
これも、厳密には薬剤師さんの分野ですからキチント確認してくださいね。
一般論として
ドッチでも同じラシイ。ヘッ?と思いますよね。
成分的には、よく宣伝してますが消炎鎮痛作用を目的としていて
あったかく感じるか?冷たく感じるか?の問題のようです。
友人の薬剤師さんの話では
お風呂で温まって気持ちがいい人は 温湿布
それ以外で、ズキズキする人は 冷たい湿布
と目安にするといいそうですよ。
自己判断はしないで、専門家に聞いてくださいね。
低周波・マイクロなどの電気
これも、整形で勤務してみて、効果はどうかな?と思います。
ここで問題となるのは、動かさないと肩が固まる?についてだと思います。
肩が固まるについては、こちらをクリックしてくださいね。
電気は、
赤い光の赤外線(こたつと同じ)
グリーンやピンクで、光見ないでくださいと言われる マイクロ波
(マイクロ=英語で電子レンジの事)
光が見えないが温まる遠赤外線(炭火焼)
チッ・チッ・チッ〜〜〜とチクチク表面を刺すようなSSP
(これは、はりの代わりと言う人もいますが、針師から言うと?????)
その他、レーザーなどイロイロありますね。
なんとかと、ハサミは使い様といいますよね。
キチント状態を確認して、行えば効果があるはず???
リハビリの専門家は、理学療法士と作業療法士です。
(国家資格ですが開業権がない)
厄介なのが、動かす為の滑車訓練。 これは、医師や理学療法士の監視の下、五十肩の経過を観察(動く範囲や自覚症状)しながら行えば、効果があるとされています。
時々、自分でテキトウ(失礼)に行っているのを聞きますが
かえって、回復を遅らせているケースをよく目にします。
(補足)
五十肩の影に他の病気が潜んでいる可能性もゼロとはいえません。
一度は、医師の診察を受けましょうね。