こぼり治療院での、治療の流れ
五十肩・四十肩の治療で鍼灸・整体の治療院に行く場合、どのような治療をされるのか心配なことだと思います。
ですので、ここではあなたに、こぼり治療室での治療の流れをご紹介していきます。
これからご紹介する内容は、あくまで一般的な、ベースとなるケースの内容です。
実際の治療は、一人ひとりの原因と状態に合わせて行っていきますので、
あなたが治療を受ける際と、若干変更することがありますので、ご了承ください。
それでは、こぼり治療室の体験治療ツアーへ、お進みください
問診から
治療院に来院され、予診表を記入いただけましたら、まず行うことは問診です。
あらかじめ記入していただいた内容につきまして、専門知識を持ち、詳しくお話をうかがう行う事で、 あなたの四十肩・五十肩が、どのような状態(時期)なのか、痛みの原因がどこにあるのかを特定するために 問診を行います。
経験豊富な、専門家が専門知識に基づき問診をすると、痛みの原因の8割が特定されると言われています。
そのため、初診問診には5〜10分程度の時間をかけて詳しく行います。
それだけ詳しく、あなたのお体のことをチェックさせていただきますので、 初診の際には時間にゆとりを持って来院ください。
身体観察:検査
問診終了後は、西洋・東洋医学の両面から、体に何が起きているか診断に入っていきます。
最初は、西洋医学的に、あなたの腕がどこまで上がるかを診させていただいて、可動域検査を行います。
これは、病院の専門医でも行う検査で、これは回復に伴い、上がる角度が増えるなど 患者さん自身が変化を実感出来ます。
そして、次は徒手筋力テスト(としゅきんりょくてすと)というものを行います。
これは、どの動きに問題があるか先程調べた可動域テストの際に、働く筋肉のダメージを測ります。
筋肉が硬い、凝っているだけでなく、神経ー筋肉の反射を確認し、治療の効果測定に使います。
さらに、次は東洋医学的な検査
脈の状態を確認します。
東洋医学的な診療を行う際には、レントゲンやMRI、を用いることができません。
そのため、あなたのお体の状態を知るのか?というと、脉診という手法を活用します。
これは、手首のある脈拍で脉をみて、東洋医学的な診断を行っていくものです。
その際の、強弱などの打ち方や、早さなどの流れ方が、あなたの体の免疫力や炎症反応に対応しているのです。
あなたのお体の自然治癒能力や炎症がどのような状態になっているのか?ということを正確に判断し、 実際の治療に繋げていきます。
体の状態の説明
ここまで、西洋・東洋医学の両面から見た、体の状態について説明します。
10〜15分もの時間をかけ、さまざまな検査を行うのは、最適な刺激量で、効果的に治療を組み合わせ行うには、 どうしても必要な事なのです。
医師の診断だけを鵜呑みにして、五十肩ならこの治療法では効果的な治療は出来ません。
五十肩ですね、どうぞ寝て下さいと、いきなり寝せられ治療がはじまり、 自分の治療法の診断を行わない、治療院は、十分な事かが期待できませんので注意が必要です。
ここまで得た情報をまとめ、痛みの原因・体の状態を、絵を用いて解り易く説明します。
ここで行う説明は、当院の独自の概念に基づいての説明となりますので、病院で受けた説明とは 少し違った形になると思います。
この際、わからない事や不安な事がある場合、遠慮なくご質問ください、 効果的な治療を行う上で大切なことは、あなたと術者である我々との信頼関係です。
ですから、こんなこと聞いたら恥ずかしいなど思わず、ご質問ください。
施術
いよいよ治療開始となります。
まずは、自然治癒力のUPの為の針治療。
鍼治療に使う針は、100%使い捨てのものを使い、日本のトップブランド、セイリン針のみを使用しています。
価格は、中国製の約2倍しますが、質のいいはりを使う事で、ほとんど痛みを感じないようにしています。
我が家の息子は、3歳から大人と同じ鍼を行っていますが、ほどんど痛がる事はありません。
ただし、切皮(せっぴ)といって、鍼が皮に刺さるときに、一瞬チクッとすることがある場合もあります。
ですが、それも一瞬のことで、ほとんどの場合、ほとんど痛みを感じずに鍼が入っていきますので、ご安心くださいね。
ただ、痛みの感じ方は個人差があり、非常に痛みに敏感な方もいらっしゃいます。
きつくかんじる場合は、遠慮なくお声かけください。
鍼で、筋肉が緩んだら、整体で、関節のゆがみを整えます。
整体は、「神経ー筋肉反射」を用いて、無痛で行います。
術者が、強い力で、ボキッと行うのではなく、関節を支えている筋肉にある特殊なポイントを 刺激する事で、神経の働きがよくなり、筋肉が正しく働き、歪みを整えます。
効果測定
治療を行った後は、効果のチェックです。
当院での、効果は、「自覚症状・可動域(動く範囲)・筋肉テスト(筋肉の働き)」の3つを指標にします。
治療後スグに楽になったと、自覚症状が変化する方もあれば
検査結果(動く範囲が増えたが)が好転しても、自覚に変化なし
自覚検査共に、変化なしなど
患者さんのお体の状況によって、直後効果が異なります。
仕上げ
効果測定で、治療前後での、お体の変化に応じて
肩の動きをつけるマッサージを行ったり、はりを追加したり、キネシオテーピングをして
治療を終了します。
こぼり治療室から
いかがでしたか?
今回、紹介させていただいた治療の流れは、初診の方に対してのものです。
針灸・整体を効果的に行うためには、体の状態に応じて刺激量を決め行うことがポイントです。
当院では、施術前に、詳しく問診・身体観察を行い治療しますので、ほとんどありませんが 初めて治療を受けられる方に、これでもかと、強い刺激を行うとめんげん(もみ返し)という症状が出てしまう場合があります。 「もみ返し」のようなものです。
ですので、初診は刺激を軽めにして、2回目以降には、初回の治療効果を測定して、少しずつ治療の刺激を増やしていきます。
ですから、最初は、こうした流れであなたの体の動きをチェックさせていただいて、 無理のない刺激で改善を行っていきます。
ですが、敏感な方の場合、帰った後で、少しからだがだるくなったりする場合もあります。
そうした情報は、二診目以降の刺激量を決めるとても大切な情報ですので、 次回来院された際には、必ず僕たちに伝えるようにしてください。
そうした中で、あなたにとってベストの治療を提供できるように細心の注意を払わせていただきますので、 よろしくお願いします。
また、治療後、あなたの体にとって有益な生活上で気おつける事や、 自宅でのアイシングの指導を行わせていただく場合もあります。
もし、ご自身で体操や筋トレをしてみたいと思われた場合は、遠慮なくお声かけくださいね。
あなたにからだにあっているかアドバイスさせていただきます。
そうしたなかで、あなたの体質改善を加速させて、 一日も早くつらい状況が改善する事を目標として治療しています。
ぜひ、一緒に頑張っていきましょう!